お祭りムードが戻ってきた

変化は起きていた。「EXPO行く?」と聞かれて、去年が「うーんとりあえず行こうかなと思ってるけど・・」だとすると、今年は「行く!」と元気よく答える感じ。マックユーザが元気になるのはうれしいことだ。そんなエキスポを3日後に控えた17日はJNYMUGのお茶会があったのだが、談話中のメンバーに近づく怪しい影が‥‥鬼丸氏がウケ狙いで着てきた「正しいアップルのTシャツ」を見て声をかけてきた‥‥
「やあ、君たちもエキスポを見に来たのかい?」(キラーン☆)

彼の名はリッチ。ちっとも金持ちには見えないがそういう名前なんだから仕方がない。デブの細井さんのようなものだ。マックをこよなく愛し、未だに DOS を引きずっているからとウィンドウズを嫌う正統派のマックユーザだった。わざわざエキスポにあわせてフロリダから出てきたらしい。意識していなかったが、やはりエキスポはマックユーザのお祭りなのだと彼を見て思った。


キーノート

さてなんやかんやで、話題のキーノートである。アップルらしいと言えるのかどうかわからないが大変ユニークな内容だ。キーノートの様子はアップルのページで QuickTime4を使って見ることが出来る。ちなみに最初は会場の雰囲気だけなので12'30"の所まで飛ばしても問題ない。

→別ウインドウでアップルのウエブページを開く

まずは最初からスティーブジョブスの登場である。ただし映画上での‥‥「Pirates of Silicon Valley」でジョブス役を演じたNoah Wyleが一通り会場をわかせたあと本物が登場、「まずは水を飲まなきゃだめだよ。」などの演技指導(?)をしたり、「今度はER(Noah が出演している人気テレビドラマ)に出させてよ。」などというやりとりもあった。「Pirates of Silicon Valley」に関しては公式のコメントをさけているが、あえてパロディ化することで「上に立って眺めているので、気にしていないよ」というところをアピールしたかったのだろう。 Noah の最後っ屁「Are you still a virgin?」(映画の中での台詞のアレンジ)には答えなかったが‥‥

のっけから普通ではない進行で始まったキーノートは、アップルの業績が引き続き上向きであることの報告がされ、その後に「QuickTime TV」を発表となった。簡単に言えば QuickTime 4 によるインターネットテレビのことだ。各方面の大手がコンテンツ制作で参入することが明らかになっているが、ソフト中心の動きなので、まだまだ様子見といったところだろう。現状の駒落ちを我慢しながら小さい画面で荒い画像を見ることを好む人間がそういるとは思えないし、DSL などの高速通信も行き渡るのにはアメリカでさえ後2年は必要だろう。

次に「Mac OS 9」の紹介。残念ながら9月の発売は出来なかったようだが、99年の10月に99ドルで発売される予定だ。今のところシャーロックの機能強化に目新しい点はなさそうだ。 EXPO 会場内でもひっそりとデモをおこなっていただけのようなのだが、はたしてメジャーバージョンアップに見合うだけのものになるのかどうか。

ソフトウエアのあとはハードウエアの話題に移り、 iMac の販売台数の話などをした後 IBM の「ViaVoice」のデモに移る。英語での認識率はかなりのもので、デモでの取りこぼしはなかった。ただし先行発売されているウィンドウズ版の「ViaVoice 日本語版」では認識率を上げるための「ディクテーション」という作業がかなりあり、認識率も一般的にはまだ使えない部類にはいるだろう。(開発の大変さを考えるとよくここまで認識率を上げたという感じがするが)フォントだけではなく音声認識でも日本語は大変なのだろうか‥‥

そしていよいよ「iBook」の発表。詳しくは別ページに譲るが、やはり今回の目玉だっただけに大きな関心が寄せられていた。さらに「AirPort」のデモンストレーションに移り、UFOのようなステーションのユニークさを強調していた。最後に会場にあらかじめ陣取っていたアップルの社員たちが、ジョブスのねぎらいの言葉と共に立ちあがり iBook を掲げてキーノート終了後の質疑応答に自動的に入っていった。


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